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中国語電子辞書 CANON wordtank(キヤノン ワードタンク)V923



中国語電子辞書では業界最強、キヤノンの2009年版中国語電子辞書がリリースされました。新しい道を切り開き続ける王者の新作「wordtank V923」を徹底的に分析、その実力に迫ります。

特徴(メーカー〔キヤノン〕より)

※参照:キヤノン・ホームページ

収録辞書コンテンツ

15万語の豊富な収録語を誇る愛知大学/大修館書店『中日大辞典 増訂第二版』、講談社『中日辞典 第二版/日中辞典』、中中辞書の中国社会科学院/商務印書館『現代漢語詞典 第4版』などの中国語学習者必携の辞書を収録。また、業界で初めてとなる東方書店『中国語文法用例辞典』も掲載。本書では、学習者にとってわかりにくい「虚詞」(機能語)を中心に、一部の「実詞」を含めた約1,000語について徹底的に分析を加えています。

その他にもニュアンスの違いや使い分けが分かる講談社『中国語類義語活用辞典』や、会話表現例が豊富なベレ出版『中国語会話パーフェクトブック』なども収録しています。

※中国語関連コンテンツのみ抜粋。

  • 愛知大学/大修館書店 中日大辞典 増訂第二版約150,000語句
  • 講談社 中日辞典 第二版約87,000語
  • 講談社 日中辞典 約76,000語
  • 社会科学研究院語言研究所/商務印書館 現代漢語詞典 第4版(2002年増補本〈2004北京第333次印刷〉)約62,000項目
  • オックスフォード英中・中英辞典 第3版 ポケット版 約52,000語句
  • 東方書店 中国語文法用例辞典約1,000語
  • 講談社 中国語類義語活用辞典(電子版シソーラス)約10,000語/1,300項目
  • ベレ出版 中国語会話パーフェクトブック約3,200例文
  • 講談社 現代中国語新語辞典約13,500語
  • 日経BP社 日中英・電子技術用語対訳集 第2版約1,600語
  • 講談社 日本の文化としきたり事典(日中対訳版) 313項目

より充実した音声学習機能

ネイティブの発音に合わせてテキストが表示される「オーディオブック機能」、リスニング力を高めるための「ディクテーション機能」、「MP3再生機能」、そして自分の発音を録音して豊富なネイティブ発音との聞き比べができる「発音比較機能」を搭載。

直感的に操作できる全面タッチパネル

タッチパネルに直接漢字を書き込み検索する「手書き検索機能」を搭載。また、辞書間の横断検索もタッチパネル上で簡単に行うことができます。

多彩な検索機能

「すぐ出る検索」「複数辞書検索」「部品名検索」「成句検索」「例文検索」「手書き検索」対応。

解説(By 管理人)

中国語電子辞書を引っ張ってきたキヤノンの「ワードタンク」シリーズ、2009年新バージョンがついに登場しました。

毎回の事ながら、ライバルのカシオに遅れること約二ヶ月。先手を打たれ市場を食われることを恐れないキヤノンの新作を見せていただきましょう。

ここに注目!①……「文法用例辞典と類義語活用辞典と追加」

新バージョンでは新たに東方書店の『中国語文法用例辞典』と講談社の『中国語類義語活用辞典』が追加されています。『中国語文法用例辞典』は中国商務印書館の定番中国語学習書籍『現代漢語八百詞増訂本』を完訳したもので、学習者にとってわかりにくい「虚詞」(機能語)を中心に、用法が詳しく解説されています

また、『中国語類義語活用辞典』はその名の通り類義語辞典です。語感、すなわち語彙の持つ微妙なニュアンスの違いを掌握することは中上級レベルにおいて主要課題となります。その語感を身につけるための大きな武器となる辞書です。

これら機能型辞書の存在は大型総合辞書ほど目立ちませんが、中国語学習、という観点から言えば非常に大きな存在です。

各社中国語電子辞書において大型辞書がほぼ完全にカバーされている現在、電子辞書の壁を破る新たな一歩を踏み出したと言って良いでしょう。

ここに注目!②……「発音・リスニング学習機能が充実した発音・音声関連機能」

ネイティブの発音に合わせてテキストが表示される「オーディオブック機能」や、その名の通りディクテーション学習を行うための「ディクテーション機能」、外部からMP3を取り込んで再生する「MP3再生機能」、そして自分の発音を録音してネイティブ発音との聞き比べができる「発音比較機能」は素晴らしいの一言。このあたりの機能は、電子辞書というよりも、中国語学習機という方が正しいのかもしれません。電子辞書は、すでに単なる電子辞書ではなくなっているのです。

ここに注目!③……「強力な検索機能」

ピンインがわからなくても辞書を引ける「手書き入力検索」他、複数の辞書を横断的に検索できる「複数辞書検索」など、多様な検索機能を搭載しています。

ここに注目!④……「充実したメイン中国語辞書コンテンツ」

日本最大の中日辞典『中日大辞典 増訂第二版』と中国で最も普及している国語辞典『現代漢語詞典』を収録。後者を収録している電子辞書はキヤノンワードタンクのみです。

ここに注目!⑤……「英中中英辞書収録」

『オックスフォード英中/中英辞典』も収録されています。英語を含めた多角的な検索が可能です。

ここに注目!⑥……「単語帳機能」

引いた単語を単語帳に登録することができます。手間のかかる単語帳作成がワンタッチで。

総括

新バージョンの売りは文法用例辞典と類義語活用辞典が追加されたところですね。一見地味ですが、使ってみればそのありがたみがわかると思います。こういう辞書って意外と大切なんです。

ただ、これ以外の点については、先代の「903」とそんなに変わらないかと。先代は先々代に比べ多くの点で改良と新たな突破が見られたので、それに比べると今回は地味なバージョンアップになってしまいました。

目に見えて変わった点と言えば、標準機種と上位機種の二頭立てになったところ。この点について言えば、ライバルのカシオが採用している路線に合わせたことになります。私たち使用者の視点から考えれば、購入の選択肢が増えたことになるので、歓迎して良いのではないのでしょうか。

また、先代で追加された方言コンテンツは消えてしまいました。大方の学習者には必要のないコンテンツではありますが、ちょっとさびしいものがあります。

全体的な印象としては、ライバルのカシオが猛烈な追い上げを見せた分、ちょっとかすんでしまったかな、という感じ。まぁ、それでも圧倒的なコンテンツと機能を搭載していることには間違いないのですが。

コンテンツもさることながら、発音音声関連の機能は相変わらず素晴らしいの一言。ディクテーション機能はリピーティングや近年人気のシャドーイング学習にも使えますし。

最後に一言付け加えておきます。今回の新バージョンでは、実は日本語学習者向けの機能も強化されています。このレポートは中国語学習の視点からまとめているので記載しなかったのですが、(日本の)国語辞書である『新明解国語辞典』について、日本語見出し語発音が業界最多となる約75,000語を収録しています。先代の「903」発売後、中国語版の取扱説明書を充実させた「903c」が発売されているところから推測すると、中国人日本語学習者の需要が増えているのかもしれません。

私たち中国語学習者にとって、この傾向が吉と出るか凶と出るか……ちょっぴり気になるところです。

購入のヒント

電子辞書は語学への初期投資のなかで、比較的大きな割合を占める投資項目となります。となれば、少しでも安く買いたいと思うのが人情というもの。次のページで中国語電子辞書を安く買うための手引きを公開していますので、ご参照ください。

「中国語電子辞書購入の手引き」

体験談募集中

実際にこの教材を使用したことのある方からの感想を募集します。賞賛・酷評なんでも構いません。率直な意見をお待ちしています。教材には向き不向きがあるので多くの方の意見を集めることでより客観的な評価を下すことができます。貴重な体験談をお待ちいたしております。メールでご投稿ください。

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