構造助詞「的」「地」「得」

構造助詞は連体修飾語や連用修飾語などの文法関係を明示する助詞で,“的”“地”“得”の3つがある。

連体修飾語を明示する“的”

構造助詞“的”は名詞,動詞,形容詞及びフレーズの後に置き、連体修飾語として名詞を修飾することができる。詳細は連体修飾「的」の項目を参照。

連体修飾語被修飾語和訳
杯子わたしのコップ
认识知っている人
幸福生活しあわせな生活
人气很高歌手人気の高い歌手

連用修飾語を明示する“地”

連用修飾語になるものには副詞,形容詞,動詞,句(フレーズ)などがある。一部の語句では連用修飾語として用いる場合“地”を伴う必要があるものもあるが,例外も多い。詳細は連用修飾「地」の項目を参照。

連用修飾語被修飾語和訳
努力(地)工作仕事に励む
好好(地)休息しっかりと休む
特别(地)喜欢すごく好き

補語を明示する“得”

構造助詞「得」は動詞や形容詞の後に置き,補語を明示する。程度補語、可能補語に用いる。

程度補語

「動詞/形容詞+“得”+程度補語」の形をとる。詳細は程度補語の項目を参照。※中検4級レベル

動詞/形容詞程度補語和訳
食べるのが速い
[用例]
  • 他打乒乓球打很好。
  • tā dǎ pīngpāngqiú dǎ de hěn hǎo.
  • これは私が中国で買った本だ。

可能補語

“得”は動詞と結果補語または方向補語の間に置かれ、可能を表す。詳細は可能補語の項目を参照。※中検3級レベル

動詞結果補語和訳
聞こえる
動詞得/不方向補語和訳
过来歩いて来ることができる
[用例]
  • 他说6点以前回来。
  • tā shuō 6 diǎn yǐqián huí de lái.
  • 彼は6時までに帰ってくることができると言った。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Time:
2013-10-17 Last modified: 2015-01-03