英検が実用英語技能検定のことを指すのなら、基本的にはそのように考えていただいて間違いはありません。中国語検定は日本中国語検定協会が主催する検定試験の通称で、正式名称は中国語検定試験と言います。一般には「英検」になぞらえて「中検」と略す方が多いかもしれません。
中国語能力試験の中では日本では最も歴史の長く、知名度も高い試験です。語学検定では英検が有名なので、中検と聞けば「英検の中国語版か」と理解してもらえるという利点があります。
また、他の中国語資格試験と比べ試験会場が多いので、地方受験者にとっても試験が受けやすいところもいいですね。
中検では、現在は6段階のレベル付けを行っています。下記は公式サイトで掲げられている級別の能力測定基準です。
引用:
1級:高いレベルで中国語を駆使しうる能力の保証
準1級:実務に即従事しうる能力の保証(全般的事項のマスター)
2級:実務能力の基礎づくり完成の保証
3級:自力で応用力を養いうる能力の保証(一般的事項のマスター)
4級:中国語の基礎をマスター
準4級:中国語学習の準備完了
試験は筆記形式で、ヒアリング(リスニング)も課されます。1級は二次試験で面接試験が行われます。試験は3月・6月・11月の年3回実施されますが、1級試験は年1回、11月のみです。
なお、先に基本的には英検の中国語版と考えて良いとしましたが、難易度については英検の比ではありません。特に1級は難易度が非常に高く、通訳者でも合格できるとは限らないレベルにあります。
高校生でも取得者が存在する英検1級とは比べ物にならないのですが、一般にはこのように見てもらえないのが中国語学習者の悲哀です。
ちなみに以前は準1級が存在せず、1級・2級・準2級の刻みでしたが、2005年4月よりそれぞれ2級を準1級、準2級を2級に格上げしています。かつての刻みでは中検2級と英検2級のレベルの格差があまりに大きく、社会的に中検2級の価値が正しく理解してもらえないということで、このように改訂されたものと思われます。
1級取得が非常に困難で、大半の学習者が2級止まりであったことを考えると、こうせざるを得なかったのでしょう。