漢語水平考試は中国の教育部(日本の文部科学省に相当)が認定する中国語能力検定試験のことです。ちゃんと日本語に訳せば「中国語レベル試験 ⇒ 中国語能力検定試験」となるのでしょうが、中国語での名称のまま日本語の漢字で表記しているので、日本人にとってはちょっとわかりづらい名称になっています。略称は「HSK」。中国語名のピンイン「Hànyǔ Shuǐpíng Kǎoshì」の頭文字を取ったものです。
HSKは中国語を母語としない者(華僑や中国国内の少数民族も含む)を対象に作られた試験で、スコアに応じて1級-3級(基礎)、3級-8級、(初中等)、9級-11級(高等)と級付けされ、級に応じた「漢語水平証書」という証明書がもらえます。テストは「基礎」「初中等」「高等」の三つに分けて行われます。
最近は総合的な能力を問う上記三種の他に、「ビジネス」「旅行」という分野を特化した試験も行われているようですが、日本国内ではまだ実施されていないようです。
中国の大学へ留学する場合、学部学科に応じて3級から6級以上のHSK資格が要求されるため、英語圏の大学に留学する際に用いられるTOEFLと同等の意義を持っていると言ってよいでしょう。
簡単に言えば、英検に相当するのが中検、TOEFLに相当するのがHSKとなります。
総本部は北京語言大学の漢語水平考試中心で、日本ではHSK日本事務局が運営しています。ただ、最近中国側が内部分裂騒ぎを起こしており、北京語言大学版と国家漢語国際推広領導小組辧公室(略称:漢辧)版が並存する形になっています。
漢辧側は従来のHSKを支持しているのに対し、北京語言大学側は従来のHSKを改良したバージョンを押している、という構図です。
どちらが正統なのかわかりません。どちらも背景に国がいるので。近年中国政府は中国語の海外普及に力を入れており、中国語教育利権が増大しているので、海外普及を担う漢辧側と、長くHSKの開発を行ってきた北京語言大学側で路線をめぐる(金がらみ?)権力闘争を行っているのではないでしょうか。
受験者側から言わせてもらえば非常に迷惑なのですが、双方新たにビジネス試験などの開発を進めており、妥協の気配は感じられません。ただ、中国語普及は国家政策なので、そのうち政府が介入すると思います。勝敗は双方のバックについている権力者(グループ)の力量次第で決まるでしょう。今はその力が拮抗しているだけだと思います。

中国語いっぱい聞いて、いっぱいしゃべりたい。でも、恥ずかしいですね。HSK受けた事あります。とても緊張しました。頭の中がパニクってました。また、受けたいです。