※ダイジェスト
春鸽(chun1 ge1)
春の兄貴
中華ネット十大神獣のうち“草泥馬/法克鱿/雅蠛蝶/菊花蚕/达菲鸡/潜烈蟹/吉跋猫/吟稻雁/尾申鲸”の九つについて紹介してきました。
すべて性がらみであるところに性をタブーとする中国文化の一端が見て取れるのですが、その中で唯一、直接性と関連しないのが、十大神獣最後の一つ“春鸽”です。
“春鸽”も他の神獣と同じく“谐音”(漢字の発音が同じ、もしくは近いこと)を利用したもので、“春哥”のことです。
では、“春哥”とは何か。数年前一大ブームとなった“超级女声”の勝者、李宇春です。海外メディアでもそのブームは大きく伝えられ、「シンデレラガール」なんて言われたりもしましたが、その中性的な風貌と男性的な歌声が、揶揄の対象にもなっています。
で、“春哥”です。日本語にするなら「春の兄貴」。ちょっぴり任侠な世界です。“春哥”ほどメジャーではありませんが、類似の表現として“春爷们”という表現もあります。これは“纯爷们”(平たく言えば「男の中の男」の意)にかけた表現で、“春哥纯爷们”なんて言ったりもします。
ちなみにですが、最近重慶のある役場が、李宇春の写真を無断で計画出産政策(俗に言うところの「一人っ子政策」)推進のポスターに使ったことが中国で大きな話題となりました。
中国の農村部では、跡取りを重視する風習に加え、国による生活保障制度が整備されていないために、老後の保障として男の子を望む傾向が強く、男女比率が大きく崩れる原因となっているのですが、そんな中で一躍スターとなった李宇春の姿を掲げ、“生男生女一样好”(男の子でも女の子でも同じく良い)というフレーズを添えたのが大当たり。
政府が肖像権を侵害した、という点も焦点なのですが、それ以上に注目を集めたのが“生男生女一样好”というフレーズ。なにせ“春哥”と揶揄されるほど男性的な女性スター。男でも女でも同じでしょ、というのが、あまりにも見事にはまってしまい、大うけしています。
ちなみにその写真はこちら。
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中国語発音声調マッチ(中検4級~3級レベル)【第318号】 |
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中国語単語一期一会「关键」(中検3級レベル)【第316号】 |