※ダイジェスト
※解説参照
前回“被就业”なる新語を紹介しましたが、この不可思議な表現が、現代中国の不可思議な現象を見事に物語っているところが受け、次々と別の現象に応用されていきました。
“被增长”は、文字通り「増えたことにされていた」ことで、例えば平均収入などに関する「不可思議」な現象を表します。収入は二桁の伸びを見せていると毎年のように当局は発表しているのですが、多くのネットユーザーから「俺の給料は増えていない」という声が寄せられ、“被增长”という表現が生まれました。
ちなみにごく最近になって、統計局が「統計の対象になっているのは国営企業や一部民間企業のみ」という統計のカラクリを「自白」しています。
“被提高”も“被增长”とほぼ同じ、「引き上げられたことにされていた」ことを言います。
“被小康”は、まず“小康”について理解しなければちょっとわかりませんね。“小康”とは「ある程度裕福である」状態を言う言葉で、中国政府は、改革開放以降、国民生活をこの水準に到達させることを大目標としてきました。
とどのつまり、“被小康”「“小康”という目標に達したことにされていた」という訳です。政治スローガンである“小康”を嘲る、痛々しい表現でもあります。
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