※ダイジェスト
开胸验肺(kai1 xiong1 yan4 fei4)
※解説参照
字面をそのまま訳せば「胸を切り開いて肺を検査する」となるが、これがある社会的事件のキーワードとなったことで、一躍21世紀の新四字熟語となった。
事件の主人公は张海超(以下敬称略)。体調が優れず、咳や胸内苦悶に悩まされていた张海超、本人は単なる風邪だと思っていたのだが、多くの病院で塵肺と診断され、専門病院での治療を進められた。
张海超は直前までレンガ工場で働いており、そのために塵肺になったのではないのか、と疑った。そこで、職業病認定を受けるため、当地の職業病認定権限のある病院での検査を望んだが、当の工場が職業病認定に必要になる証明の発行を拒んだ。そのため张と会社が衝突、最終的には市当局が介入して、職業病認定病院での検査にこぎつけたが、そこで出された結果はなんと「肺結核」。
事前に受けていた各病院で肺結核や肺がんの可能性は排除されていたため、张がこの結果を受け入れられるはずもなし。そこで张が取った手段が、この“开胸验肺”。以前検査を受けた別の病院で、胸を切り開いて、塵肺であるとの証明を受けたのだ。
これがマスコミに大きく取り上げられ、世論の圧力で最終的に塵肺と認定された。関連部門の責任者も処罰を受けたが、その上位部門に当たる省の衛生庁が、“开胸验肺”を行った病院に
「勝手なことをするんじゃない」
と警告を出したことがマスコミにリークされ、また一騒ぎに……
日本の塵肺訴訟とはまた一味違う中国版塵肺問題。中華風もこれまた……
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