※ダイジェスト
装忙族(zhuang1 mang2 zu2)
忙しいフリをする人
もともとリストラが常態である上に、ホワイトカラー層がだぶついている中国のサラリーマンもといサラリーパーソンたちは、厳しい競争にさらされている。
このためサボっているところを上司や経営者に見つかったりしたものならば、冗談抜きで減給や解雇に直結してしまうのが現代中国の職場事情なのだ。
ならば、と忙しいフリをする者たちが現れた。これが“装忙族”である。
職場における隠れチャットや隠れウェブサーフィンの方法・心得などサボりのテク、書類を山積みにしたりデスクに付箋を貼りまくったりするなどの多忙偽装法などがWebで共有されている一方で、それに対する経営者の反サボり識別法もWebで公開されていたりするのが面白い。
伝統的な日本の職場では(最近は一概に言えないかと思うが)、手が空いたら同僚の手伝いをするなど、自分で仕事を探してくるものなので、“装忙”することはないが、中国の職場作法は米国式で、個々の職務領域が明確化されており、「暇=不要人員」と見なされてしまうのだ。
日本の伝統的な職場では、自分の仕事が終わっても、上司が帰るまで意味もなく職場に残る悪しき風習が一部(多数?)あるが、中国の“装忙族”の中にも、日本風に上司の退勤を見届けてから退勤する者も出てきているようで、定時で即刻退勤するのがスタンダードである中国の職場風景も、少しずつ変化しているのかもしれない。
もっとも、この変化は好ましいものではないのだが。
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