※ダイジェスト
五毛党(wu3 mao2 dang3)
「(政府当局による)インターネットコメント担当」の蔑称
事実上一党独裁制の中国では言論の自由は保障されていない。マスコミは政府の管理下にあり、政府の「口舌」となることを要求される。
そのような社会の中で、インターネットの世界は比較的自由な言論環境にあり、政府に対する厳しい批判や不満の声が少なからず見受けられる。
もっとも、政治的に重大な案件については、インターネットにおいても厳しい管理体制が敷かれ、コメントやスレッドそのものの削除が頻繁に行われているのも事実である。
しかしながら、不特定圧倒的多数なネットユーザーに対し、マスコミを管理するような手法でネット世論を管理するのはそもそも不可能であり、その対策として生まれたのが“网络评论员”(wang3luo4 ping2lun4yuan2)である。任務はニュースや掲示板のコメント欄を通してネット世論を(政府にとって)正しい方向へ誘導すること。平たく言えば、一種のサクラと言ってもいいかもしれない。
政府に批判的なネットユーザたちにとって、彼らの存在はまさに「工作員」。当局の手先として煙たがられている。
そんな彼らがつけられたあだ名が“五毛党”。単に“五毛”ともいう。“毛”は貨幣単位で、“元”の一つ下に位置する。日本の貨幣に例えるなら「銭」みたいなものだ。多くの日本人にとって、「銭」はほとんど縁のないものとなっているが、中国の“毛”はまだ貨幣として普通に通用している。“五毛”を日本円に換算すると、6円から7円ぐらいになる。
“五毛”の由来はコメント一件につき“五毛”が支給されるという、ある地方政府当局の賞与規定からきたものだ。規定は地方によってまちまちなようで、必ずしも“五毛”とは限らないが、今では“五毛”が“网络评论员”の俗称として広く普及している。
|
中国語発音声調マッチ(中検4級~3級レベル)【第413号】 |
ダイジェスト |
中国映画ドラマで学ぶ中国語会話「天下无賊(イノセントワールド)[14]」【第411号】 |