中国留学で上達する人としない人

※中国留学をテーマとした連載「中国留学のススメ」を公開しました。本項で扱っているテーマも更新して公開しておりますので、合わせてご参照ください。

中国留学を予定している場合はこれも計算に入れて中国語学習法を構築する必要があります。

一口に中国留学経験者と言っても、中国語がものすごく上達して帰ってくる人とあまり上達せず帰ってくる人がいます。

原因としてよく言われるものに、「留学先で日本人だけで固まって行動しているから上達できない」、というものがあります。

これは全くもってその通りで、私も中国でこの目で見てきました。

中国で見てきたもの

私が留学した頃は留学生は全員学校の留学生寮で生活することになっていました。そして大学にもよりますが、留学生の大半が日本人と韓国人でした。

このため、往々にして日本人同士で固まってしまい、中国にいるのに日本語ばかり使っている人たちが大勢いました。

加えて、授業へ出席しなくても大学側から何も言われないので、一日中部屋でゲームをしているような人までいました。

このような人は当然ながら中国語が上達するはずがありません。傍から見ていると長期休暇のように見えました。はじめからそのつもりなら、それはそれでいいのかもしれませんが。

しかしながら、結構まじめに勉強しているのにもかかわらず伸びが悪い人たちがいます。日本人だけで固まっているわけでもなく、授業にもしっかりと出席しているにもかかわらずです。

このような場合、よく

「才能がなかった」

で済まされてしまうのですが、実はこれには別の理由があります。

中国語力急伸の秘密

それは、「中国留学前にどのように勉強してきたか」ということです。

留学先で中国語力が急伸する人に共通する特徴として、留学前に国内で勉強していた際文法や語彙力増強をしっかりやってきていることが挙げられます。

典型的な学校英語のパターンですが、こればかりやっていても満足に使えるようにならないことは日本人の英語を見ればよくわかります。

しかしながら、留学の中国語環境の中でヒアリングやスピーキング等国内で勉強していた時足りていなかった部分が補われ、全体のバランスがよくなった結果、それまで使いこなせなかった文法的、語彙的知識が使えるようになり、結果として中国語力そのものが急上昇したように感じるのです。

中国留学前に大量のインプットを

この例からもわかるように、中国語学習はバランスが重要になります。

しかしながら、中国留学する予定のある場合は、先に文法や語彙をしっかりやっておいた方が結果的に効率は良くなります。

文法や語彙は国内でも留学先でもさして変わりませんが、スピーキングについては、留学先の方が断然勉強しやすい環境にあるからです。

私個人の意見としては、もし中国語習得のための中国留学をするなら、TECCで600、もしくは中国語検定で準2級をクリアしてからでもいいと思います。

TECC600、中国語検定で準2級クリアするためには、ある程度まとまった量のインプットが必要になります。

アウトプット力の上昇速度はインプットの量に比例しますので、国内でもやりやすいインプットを徹底的にやっておいた方がいいのです。

中国留学前の国内での勉強については、留学先で最大限に能力を伸ばすための準備期間と割り切って勉強することをおすすめします。

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