中国語リピーティング

リピーティングとは一定の長さの文章を聞き、それを口頭で再現する学習方法です。鸚鵡返しという言葉がありますが、まさにあんな感じです。

ディクテーションと似ているところがありますが、こちらはいちいち書き取ることはしません。

音読との相違点は、音読は文章を読み上げるのに対して、リピーティングは聞き取った中国語を頭の中に貯めておき、それを再現することにあります。

リピーティングの利点は発音を正確にとらえなければ音の再現ができないところにあります。聴き取れたものしか再現できないので、どの部分が聞き取れていないのかすぐに分かります。

また、リピーティングでは聴き取ったものを一時的に脳に保持する必要があります。これは中国語資格試験のリスニング対策としても有効です。

リピーティングの目的もディクテーションの場合と同じく、「音を正確に拾えるようになること」です。

リピーティング学習方法

1.テキストを準備する

ディクテーションの場合と同じく、テキストは市販されている教材でも、ニュースや映画など生の素材でも構いません。もちろん生の素材を使用する場合はスクリプトが手に入るものを使用してください。慣れるまでは自分のレベルから見てやや簡単なものを選ぶのが効果的です。

音声はiPodやICレコーダー、もしくはパソコン等に取り込んでください。

初級者でTECCを受験予定者はこれらTECCリスニング対策学習書の第2部、第3部を、HSK受験予定者はHSKリスニング対策学習書の第一部分、第二部分を、利用することをおすすめします。長さが適当で、且つ試験対策としても有効なためです。

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2.一文ずつ聴き、口頭で再現

具体的な練習方法ですが、一文ずつ聴き、口頭で再現していきます。慣れるまではセンテンス単位でも構いません。知らない単語でもひとまずは聞こえたまま再現してください。

口頭で再現した後、スクリプトで文章を確認します。どの発音が聴き取れていないのか、また聴き分けができていないのか確認してください。

リピーティング学習の改造版

リピーティング学習法の改造版?として、いちいち声に出さず頭の中だけで内容を繰り返すという方法があります。利点は電車の中など声を出すのがはばかれる場でも可能なところです。

純粋なリスニングとの相違点は、純粋なリスニングは内容を聴き取るところに重点があるのに対して、この方法は頭の中に字幕を思い浮かべるように聞こえたものそのままを再現するところにあります。

この方法は相当な集中力が要求されるので、リスニングを行うときによく発生する「聞き流し」を防止する効果もあります。

長時間継続するのはかなり疲れるので、短時間に区切って行う方が無難です。電車の中などで聴いてもいまいち集中できないというような学習者の方はこの方法を取り入れてもいいかもしれません。

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