上海語とは

近年上海のめざましい発展により、一種ステータス的な意味合いを持つようになってきているのが上海語です。

わざと上海語を使うことで、自分が上海人であることを誇示し、優越感に浸るという低俗な人間もいると聞きます。例えるなら東京人が訛っている人をバカにするようなものでしょうか。

方言区分としては「呉方言」に属し、普通話との対比で最も特徴的なのは「巻き舌」音がないことです。上海人が普通語の巻き舌音を苦手とするのもこのためでしょう。声調は五声あり、その形態も普通話のそれと全く違っています。

上海は多国籍企業の中国進出の一大拠点となっており、中国ビジネスとは切っても切れない都市になっています。その土地で使用されている言葉を多少でも身につけておくことは、上海人と交流する上でプラスに働くことがあるかもしれません。