経験と終結「过」 
「~したことがある」という過去の経験について表すには、動詞の後に時態(アスペクト)助詞“过”をつける。“过”は軽声で読む。
動詞の後にアスペクト助詞“过”を置く。数量詞は“过”の後ろに来る。※中検4/3級レベル
| 我去过一次。 | (一度行ったことがある。) |
| 我学过两年汉语。 | (私は2年間中国語を習ったことがある。) |
| 我在北京住过八年。 | (私は北京に8年住んだことがある。) |
| 我跟你说过多少回了,你还没明白呢。 | (何回も言っただろう、君はまだわからないのか。) |
副詞“只”を動詞の前に付けることで、それ以外にはないことを表すことができる。
| 我只去过一次中国。 | (私は中国に一回しか行ったことがない。) |
副詞“曾经”を動詞の前に付けることで、遠い過去「かつて」の意味を表すことができる。
| 我曾经去过中国。 | (私はかつて中国へ行ったことがある。) |
否定形「~したことがない」とする場合は、動詞の前に否定副詞“没(有)”を置く。“过”はつけたままにする。※中検3級レベル
| 我没吃过法国菜。 | (私はフランス料理を食べたことがない。) |
| 我还没去过上海。 | (私はまだ上海に行ったことがない。) |
| 我还没看过3D电影。 | (私まだ3D映画を見たことがない。) |
| 我没看过熊猫。 | (私はパンダを見たことがない。) |
副詞“从来”を動詞の前に付けることで、「これまで……ない」と否定を強調することができる。
| 我从来没吃过法国菜。 | (私はこれまで一度もフランス料理を食べたことがない。) |
“过”は「~し終えた」という現在に近い動作の完了・終結も表す。経験の“过”に比べ結果補語に近い性質を持っているため、結果補語と扱われる場合もあるが、ここでは経験の“过”とセットにしてまとめる。
発音は経験の“过”が必ず軽声になるのに対し、終結を表す“过”は軽声と第四声のいずれで読んでもかまわない。
動詞の後に“过”を置く。語気助詞“了”を伴うことができるところに特徴がある。
| 早点我吃过了。 | (朝ごはんは食べた。) |
経験の“过”は“了”を伴わないので、“~过了”という形を取っているものは、動作の完了・終結を表す“过”と判断してよい。