中国語文脈ボキャビル法

文脈学習法のための教材選択

中国語で文脈を活用した単語学習法を行うのに必要になるのは次の条件を満たした文章、学習教材です。

1.興味を持てる内容である文章

興味のある分野から選ぶ方がより効果が上がります。政治に興味のない人が国際政治の文章を読んでも退屈以外の何物でもないからです。

このような状態では学習効果は極めて低くなります。スポーツでもなんでもいいです。好きな分野から題材を選んでください。

ただし、資格試験で高得点を望んでいる人や中国語専門職を志している人は、ある程度の範囲において好き嫌いに関わらず勉強する必要があります。

興味のある分野、基礎知識のある分野の場合はいいのですが、まったく興味の無い分野の話になると苦痛でしかなくなります。

このような場合、それらの分野について事前に日本語で勉強しておくことをおすすめします。背景が分かるようになると中国語で読んでも内容を理解しやすくなるので、苦痛を大幅に軽減することができるからです。

2.適度な難易度・長さの文章

文章の難易度は学習効果に大きな影響を与えます。ポイントは難しすぎる文章を選ばないことです。「身の程をわきまえない」文章を選択すると学習効果は大きく下がります。

ではどのくらいが適当なのかと言うと、新出単語の割合を10%前後に抑えるのが理想ではないのか、と私は考えています。もちろんこれには多少の個人差はあるでしょうから、実践する中で調整を加えてください。

また、文章の長さについてですが、頭の中に物語を描くのに必要な長さを確保する必要がありますが、長すぎるとストレスがかかってしまい、かといって文章が短すぎると短文と変わりがなくなってしまいます。

このあたりについても個人差がありますので具体的な数字を挙げるのは難しいのですが、少なくとも150語を切らない長さは確保すべきだと思います。これを下回ると短文と変わりがなくなってくるのでイメージを構成するのが難しくなります。できれば200語以上のものを使用すべきでしょう。

3.対訳がある(上級者を除く)

選んだテキストのレベルにもよりますが、対訳がついている方が使いやすいです。

4.音声ソースがあること(上級者を除く)

初級者にとってはCDなどの音声ソースは必須です。

文脈学習法用テキスト

あとはテキスト探しとなりますが、残念ながら、現在のところ中国語では文脈の活用を主題として設計された単語学習書は出版されていないようです。そこで、ここでは上記の要件を満たしたものを単語学習教材として応用したいと思います。

1.NHK中国語テキスト

これまで何度も紹介していますが、現状ではやはりNHKの中国語テキストが最も無難な選択だと思います。

私の一押しNHKの中国語テキスト『国民的中国語教本 ときめきの上海』については「中国語教材を斬る!」で紹介しておりますので、合わせてご参照ください。

2.CD付中国語学習用雑誌

リスニングの項でも紹介しましたが、週刊中国語世界中国語ジャーナル等、中国語リスニングCD付きの雑誌が販売されています。

NHK中国語テキスト等の市販テキストだけでは量的に限りがあるので、これら雑誌形態の学習ソースを活用することで量的不足を補うことができます。

また、雑誌の場合常に最新の中国を反映した情報に触れることができるので、現代中国の現在について認識を深めることもできます。

CD付中国語学習用雑誌についても「中国語教材を斬る!」で解説しています。合わせてご参照ください。

3.市販テキスト

単語学習専門に設計された文脈語彙学習書は販売されていませんが、文脈学習用教材として応用できるものはいくつかあります。個人的には次の2冊がおすすめです。

『音読で味わう中国名著故事』

三国志や水滸伝が好きな方には特におすすめです。

『楽しく学ぶ中国笑話選』

笑い話です。どうせなら楽しく学びたいものです。「楽しい=高学習効果」ですから。

4.インターネット

これもリスニングの項で紹介したものですが、上級者の場合は直接インターネットから学習素材を集めてもいいと思います。

例えばCCTV(中国中央電視台)では一部の放送番組においてストリーム映像とスクリプトが掲載されていますので、興味のあるテーマを扱った番組さえ見つかれば学習ソースとして使用することができます。

なお、「中国語ファイル」でストリーミング放送を提供しているWebサイトを収集していますので、合わせてご参照ください。

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