発音は発音学習ソフトと講師で解決。この部分への投資だけは惜しむな。


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2007年4月18日
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前項「社会人中国留学のための中国語学習プラン実践編 「テキスト選び」」では社会人の中国語学習プランにおけるテキスト選びについて考えてみました。

本項ではこれに基づいた学習プランについて考えてみたいと思います。

発音の完全独学は事実上不可能

中国語の学習、というかこれは外国語の学習において等しくそうなのでしょうが、すべては発音の学習から始まります。

中国語の習得において発音習得が重要なポイントになることは広く知られていることで、私も「中国語学習法」の中で繰り返し解説してきたので、理論的な話はここでは割愛させていただきます。

詳しくは「中国語学習法」をご参照ください。

本連載の主題は学習プランの設計なので、この主題に基づいて話を進めていきましょう。

中国語の発音学習を始めるに当たって一つ重要な事実を先に申し上げます。それは「発音の完全独学は事実上不可能」であることです。

もちろん独学でも十分通じるだけの発音を身につけることは十分可能なのですが、本当にある程度のレベルまで達しているのかどうか自分で確認するのは事実上不可能です。完全独学の場合はこれを確認する術がありません。

適当に中国人を捕まえて発音を聞いてもらうという手はありますが、そもそもその中国人の発音が標準的なものである保障もありません。また、たとえ本人は標準的な発音ができるとしても、日本人に何がどう間違っているのか的確に教えられる人は稀でしょう。こればっかりはなんともならないのです。

このため、発音については中国語教室や中国語スクールの発音講座にでも通うのが無難です。社会人なのですからこれぐらいの資金は捻出できるでしょう。学習者によっては時間の捻出の方が難しいかもしれませんね。

中国語発音学習ソフトウェアの利用

発音については中国語教室や中国語スクールに完全依存しまってもいいのですが、より効果的且つ経済的な方法として中国語発音学習用のソフトウェアと併用する方法を個人的におすすめしています。

発音学習ソフトと言っても主に声調を矯正するためのソフトなのですが、それでも声調の重要性を考えるとその有用性は計り知れないものがあります。

声調は日本語の発音にない概念なので、これにつまづく学習者も少なくありません。これまでは声調の矯正は中国語講師に直接指導を仰ぐしかなかったのですが、パソコンを利用して波形で音程変化を目視し、学習者自身で矯正確認できる中国語発音学習ソフトウェアが製品化されています。

価格も2000円を割るような激安ソフトが発売されており、中国語教室などで講師に直接矯正指導を仰ぐのに比べてもかなりお手ごろな価格でソフトを手に入れることができます。

そこで、「標準的中国語発音習得への道」で紹介しているような発音テキストと発音学習ソフトウェアで自分なりに発音を練習し、矯正と仕上げの部分を中国語講師に依頼するのが理想的な形ではないかと思います。

中国語発音学習ソフトウェアについては次のページで詳述しておりますので、別途ご参照ください。

「中国語発音学習ソフトウェア」

発音テキストについては次のページでまとめて紹介しています。合わせてご参照ください。

中国語発音テキスト・教材一覧

コマギレ時間は文法書の通読でも

発音学習は理想的には短期集中でやってしまうのがよいのですが、社会人は集中学習のためのまとまった時間を確保するのが難しいのがネックです。

週末を利用すると言っても2連休でしかありませんし、それですら家族サービスetc.で消えてしまうという方も少なくないと思います。

かといって発音に時間をかけすぎてしまうとリスニング学習に影響が出てしまいますので、このあたりは仕事の時間配分と家族の理解を得るための工作が必要になってくるかもしれません。

発音が軌道に乗るまでの間、コマギレ時間はリスニングは控えめにして、文法書を通読しておく方がよいでしょう。

文法ばかり先行してしまうと文法頭でっかちになって会話学習の障害になるのでは、という心配をされる方がいるかもしれませんが、会話力と文法知識の関係は割り切りが肝心なだけで、文法的知識が会話能力の足を引っ張ることはありません。

成人後の外国語習得における文法の重要性を考えれば、文法書を通読しておくのは何かと有用なのです。

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