中国語学習「初級」補助学習編

本項では初級レベルの学習法における補助的な部分にスポットを当てて話を進めていきます。

やっぱりリスニング

初級レベルはやはりリスニングが最重要項目です。テキストベースの精聴リスニングについては先項の「中国語学習「初級」テキスト学習編」で解説しましたが、できればこれ以外にもリスニングの機会を積極的に設けていきたいものです。

初級レベルのリスニングは精聴が中心となることは「中国語リスニングにおける精聴と多聴」で詳述していますが、初級中後期の段階から徐々に多聴の要素をリスニング学習に加えていくことで、スムーズに中級段階に移行することができるようになります。

もちろん「何でもいいから聴け」という訳ではなく、学習者の嗜好や学習環境、レベルに応じて内容を微妙に調整しながら進めていくのが肝心です。具体的には「準テキスト音声素材」を使用した「精聴風味」の多聴と、生素材を使用した純多聴を併用した形で進めます。

「精聴風味」の多聴

「まったく聴き取れなくても何時間でも平気で聴いていられる」という学習者はあまり多くないと思います。聴き取れないものを無理して聴き続けてストレスを溜めてしまっては学習効果が落ちてしまうので、学習ストレスを溜めないようにするのも重要なのです。

そこで、ストレス対策としてテキスト(スクリプト)付きの音声素材を使って多聴学習を進めるという方法があります。何度か聴いた後、テキストに目を通してしまうのです。

ある程度のレベルになると、一度テキストに目を通したものは大体聴き取れるようになるので、聴き取れないことから生まれるストレスを軽減することができますし、発音の確認にもなります。

テキストを参照するといっても精聴ではありませんので一字一句調べていく必要はありません。もちろん気になった単語を辞書で引き、覚えていっても構いません。ただし、ここではあくまでたくさん聴くことに重点がある訳ですから、辞書引きと単語暗記にばかり時間を割くようなことは謹んでください。

このような多聴学習にはテキストの存在が不可欠です。先にも紹介した「NHK ラジオ中国語講座」「NHK テレビ中国語会話」を併用したり、『国民的中国語教本 ときめきの上海』を使用するのがいいでしょう。

また、スクリプトがついているという点に目をつければ、「CD付の中国語学習雑誌」を利用してもいいと思います。素材も生のものが多いので、中級多聴リスニングへの橋渡しとして最適な素材かもしれません。

この他、「スピードラーニング 中国語」のようなリスニングを重視した中国語教材を使用するという手もあります。

純多聴

純多聴とはテキストレスで行う多聴学習です。聴くことにストレスを感じない学習者は積極的に行うといいでしょう。

もちろん、テキストレスの生音声素材でもストレスを軽減する方法はあります。例えば中国製ドラマのような映像素材の利用がそれです。映像素材は視覚的に内容を理解できるので、ただ単に音声を聴き続ける方法に比べ格段にストレスが軽減されます。

初級段階では「中国語多聴学習のための映画・ドラマ活用法」で紹介したようなドラマを繰り返し見てもいいと思いますが、中級以降を見据えてスカパー!の中国語放送のような衛星放送を利用するのもおすすめです。

アウトプット

初級語彙学習の項で詳述したように、日本人の中国語学習は初級段階からアウトプットの比重を高める方が学習効果がより高くなります。テキストで学習した動詞を元に、積極的に口頭アウトプット訓練をしてください。

また、日記などをコツコツ書くことができる方は、中国語で簡単な日記を書いてみてもいいかもしれません。ストレスを回避するため、初期の段階では日本語中国語混じり文でもいいと思います。覚えた範囲内でいいので中国語を吐き出す練習を続けてください。

リーディング

初級中後期に入ったら、リーディング学習も平行して行うとより効果的です。はじめは「中国語子供向け教材」で紹介したような、ピンイン付きの本を使用することをおすすめします。

なお、精読はテキストで行えば済むことなので、ここではあまり細かい部分は気にせず、内容を読み取ることに重点を置いた多読学習の一環としてリーディング学習を進めるようにしてください。

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