電子辞書市場ではシェアNo.1の電子辞書ブランドであるが、中国語電子辞書市場では、ここ数年間コンテンツ・機能的にキヤノンワードタンクの後塵を拝してきた。
現在ではスタンダードとなっている「中国語手書き入力検索」ではキヤノンに遅れること4年、中国の国語辞書に当たる中中辞書の収録は3年、中英中中英辞書の収録に至っては5年もキヤノンに先行を許すこととなった。
主要コンテンツの投入でキヤノンと並んだのは、日本最大の中国語辞書である愛知大学編纂の『中日大辞典』を搭載した、2006年の「XD-GT7350」ぐらいであろうか。
2007年の「XD-GW7350/XD-SW7300」でようやく中国語手書き入力機能を搭載、キヤノンとの差を一つ埋めることに成功したが、マイナーチェンジに終わった翌2008年度の「XD-GP7350/XD-SP7300」は、強力なグレードアップ版をリリースしてきたキヤノンに大きな遅れを取ることとなった。さらに、初心者向けの標準機種においては、新たに手書き入力機能を搭載し、初心者向けに絞ったコンテンツ構成のモデルをリリースしたシャープと比べても見劣りするなど、まさに屈辱の2008年となった。
一時は中国語電子辞書におけるキヤノンの王座を認め、抵抗を放棄したかとまでまことしやかにささやかれたが、2009年バージョン上位機種「XD-GF7350」で、起死回生の反撃をみせることになった。
「XD-GF7350」では待望の中中辞書として上海辞书出版社の『現代漢語大詞典』を収録。親字15,312語、熟語約10万語の大型辞書で、キヤノンが採用している『現代漢語詞典』の2倍近いサイズとなる。また、中英辞書と英中辞書も収録、いずれの辞書も熟語数が22万語に上る大辞典で、中型辞書を採用しているキヤノンと比べ、その収録語彙数は突出している。
語彙数重視のエキスパート向けとしてはキヤノンを凌ぐレベルに到達したエクスワード。中国語電子辞書の新たな時代を切り開くことができるか否か、その動向に注目が集まっている。
※参照:カシオ ホームページより
※英語・国語など中国語以外のコンテンツについては「中国語電子辞書比較表」を参照のこと
2008年版以降のエクスワード収録中国語コンテンツを紹介する。(※[☆]印は音声対応)
メインの中日・日中辞書として採用されているのは小学館の中日・日中辞典である。そして上位モデルには日本最大の中国語辞典である愛知大学編纂の『中日大辞典 増訂第二版』が追加される。
XD-GF7350には中中辞書としては上海辞书出版社の『現代漢語大詞典』が収録されている。『現代漢語大詞典』は中国最大級の大型国語辞書である。
同じくXD-GF7350から新たに収録された英中・中英辞書として上海交通大学出版社の『漢英大辞典』と上海译文出版社の『英漢大詞典』が採用されている。語数それぞれ約22万語に上る大辞典である。
この他、2009年版には上海語・広東語・台湾語コンテンツが収録された。
2008年版以降のエクスワード主要学習機能を紹介する。
学習帳機能として「暗記カード」「単語帳」「見出しメモ」機能が搭載されている。
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キヤノン「wordtank(ワードタンク)」中国語モデル |
中国語電子辞書ブランド |
シャープ「Papyrus(パピルス)」中国語モデル |