筆記:文法穴埋め問題分析
毎回10問出題されており、6回合計で60問から集計している。基本的には1問で1つの文法項目を問う形態となっている。
最も多い出題問題パターンは「構文」型である。構文とは、ここでは「一定の語彙を組み合わせて表現する文型」と定義している。例えば、仮定の接続詞“如果”と副詞“就”を組み合わせた“如果…就…”などである。
2009年~2010年の6回分で出題された構文型は全60問中22問と非常に多い。3級と4級は出題形式が同じであるなど共通点が多いのだが、4級の穴埋め問題では構文型の問題が2年6回中3回はまったく出題されておらず、3級の構文重視は特筆されるべきであろう。
主な項目の内訳は、グラフには反映していないが、「接続詞+接続詞」が5問、「接続詞+副詞」が4問、「副詞+副詞」と「介詞+副詞」が各3問となる。
この他には「代詞+副詞」や「助詞+副詞」などのパターンがそれぞれ1問ずつある。副詞が絡むパターンが多く、22問中18問は前後のどちらかに副詞が用いられている。
副詞については、単独で副詞を問う問題も比較的多い。
次いで多いのが補語系である。内訳は8問中方向補語が4問、結果補語が3問、可能補語が1問となる。方向補語はすべて複合方向補語を問う問題である。なお、全6回毎回出題されたのは補語系のみである。
次いで多いのが量詞系である。量詞系は名詞を数える名量詞を問う問題と動作の回数や継続を数える動量詞に大別できる。内訳はそれぞれ3問ずつとなる。
筆記:文法並べ替え問題
69回~71回における出題数は各5問であり、6回合計で45問から集計している。1問で複数の文法項目を問う問題もあり、分母の総計は出題総数より13大きい。
出題数が最も多いパターンは補語系で、その内訳は程度補語と方向補語が各6問、結果補語が1問となる。方向補語はすべて複合方向補語を問う問題である。
次いで多いパターンは動量詞と基本文型である。動量詞は「動作の回数」と「動作の継続時間」の2パターンに大別できるが、それぞれ「回数」4回、「時間」2回となる。
基本文型の内訳は時間詞を含む副詞の位置を問う問題が4問、二重目的語が2問、主語の働きをする句の位置を問う問題が1問となる。
次いで多いパターンは穴埋め問題の最重点項目である構文系となる。また、すべてのケースで副詞が絡んでいるのが特徴である。
並べ替え問題で問われる文法項目の上位は4級の場合とかなり相似している。
筆記:文法語順問題
語順問題は毎回出題されるとは限らないが、性質は並べ替え問題に近く、出題される場合は並べ替え問題と各5問ずつ出題される。過去6回では69回~71回で出題され、ここでは計15問から集計している。1問で複数の文法項目を問う傾向が並べ替え問題より強く、分母の総計は28と出題総数の倍近くなる。
出題数が最も多いパターンは補語系で、その内訳は程度補語が3問、可能補語が1問となる。
次いで多いのが基本文型・疑問・助詞・連動文・動量詞の5パターンで、各3問ずつ出題されている。うち基本文型は副詞の位置を問う問題が2問、助詞は語気助詞2問、時態助詞1問、動量詞は「時間」2問、「回数」1問、疑問はすべて疑問代詞となる。
サンプル数が少ないので一概には言えないが、性質上出題パターンは並べ替え問題に近いようだ。



